春秋左傳事類始末鄭人、戎の軍を大敗させる(鄭人大敗戎師)

北戎が鄭を侵すと、公子突は軽率な戎軍を誘い出し三段構えの伏兵で挟撃する策を献策する。鄭伯はこれに従い、祝聃の追撃も相まって戎軍を殲滅し大勝した。隱公九年(前714年)の戦い。

年表(1件)

隱公九年(前714年)

  • 北戎が鄭を侵し、鄭伯はこれに応戦した。戎は歩兵、鄭は戦車主体であったため、鄭伯は戎の機動力による奇襲を懸念した。
  • 公子突は、勇はあるが統率力のない者を先鋒として戎を挑発してすぐ退かせ、三段構えの伏兵で待ち構える策を提案した。戎は軽率で統制がなく、利を貪って助け合わぬため、先陣が捕らわれれば後続が進撃し、伏兵に遭えば慌てて退却するが、後方はこれを救わず孤立するはずだと読んだ。
  • 鄭伯はこの策に従った。戎軍の先鋒は伏兵に遭って敗走し、祝聃がこれを追撃、前後から挟撃して戎軍を殲滅、鄭は戎軍を大いに打ち破った。