新唐書卷二百二十五下 列傳第一百五十下 秦宗權

蔡州での台頭

  • 秦宗権、蔡州上蔡の人。許州の牙将から黄巣の乱に乗じ蔡州の実権を掌握、節度使となった。黄巣の陳州包囲に呼応して連和し、巣の死後は自ら勢力を拡大、荆南・襄州・洛陽・淮南・江南に兵を派遣し天下の大半を荒らした。

朱全忠との対立と滅亡

  • 略奪一辺倒で統治の展望を欠き、糧食も現地調達(人肉すら用いたと伝わる)に頼った。朱全忠との抗争が激化し、汴州攻囲などで一進一退を繰り返したが、次第に劣勢となり、部将申叢に捕らえられ足を折られて幽閉された。
  • 全忠に護送され京師で昭宗の受俘を受け、市中を引き回された上、妻とともに処刑された(中和3年に叛き6年後に誅殺)。