新唐書卷二百一 列傳第一百二十六 劉延祐

劉延祐

  • 徐州彭城の人。伯父胤之は孫萬壽・李百薬と親交があり、武徳中に信都令として善政、著作郎・弘文館学士として国史・実録の編纂に功があり楚州刺史に終わった。
  • 延祐自身は進士に及第し渭南尉として吏才第一と評された。李勣の戒めを受け謙虚さを保ち、検校司賓少卿・薛県男。徐敬業の乱後、処罰の緩急を吟味して多くの命を救った。安南都護のとき、俚戸の徴税強化が反乱を招き、渠魁李嗣仙を誅したが残党丁建らが叛き安南府を包囲、援軍不足のまま殺害された。桂州司馬曹玄靜が乱を鎮圧した。

従弟 藏器

  • 高宗朝の侍御史。衛尉卿尉遲寶琳の妾強要事件を弾劾し、帝の私的な取り消し要求にも法の一貫性を説いて屈しなかった。魏元忠に推薦されたが魏玄同の反対で宋州司馬に左遷され没した。

子 知柔

  • 性格温和で風儀に優れた。喪に服して墓側に廬した孝行で知られ、国子司業から工部尚書。開元六年、河南の洪水視察使として陳州刺史韋嗣立ら27名の善政を報告した。太子賓客・彭城県侯を経て致仕し、薄葬を遺命した。太子少保・諡は文を追贈。弟の知幾は別伝がある。