新唐書卷一百六十七 列傳第九十二 韋渠牟

韋渠牟

  • 京兆萬年の人、工部侍郎韋述の従子。若くして聡明で詩に優れ、李白に才を認められ古楽府を授かった。道士となり、その後仏僧となり、また還俗した。浙西の韓滉の推薦で校書郎から四門博士。
  • 貞元12年(796年)、徳宗の誕生日に給事中徐岱・兵部郎中趙需・礼部郎中許孟容とともに渠牟が仏道二師と麟徳殿で対論、弁が立ち帝の関心を得た。秘書郎、右補闕内供奉と急速に昇進、諫議大夫まで至った。延英対では他の大臣が漏刻二三刻で終わるところ渠牟は五六刻に及び帝を喜ばせた。しかし人物は軽躁浮薄で徳義に基づかず、巧言で帝に取り入るだけだったという。
  • 陸贄失脚後、帝が親政を強め、裴延齡・李齊運・王紹・李実・韋執誼・渠牟らに権力が集中した。渠牟は崔芋・鄭隨・馮伉ら縁故者を重用し、栄達を望む者が門前市を成した。太常卿に再任され、享年53で没し、贈刑部尚書、諡は忠。