新唐書卷一百六十二 列傳第八十七 薛存誠
薛存誠
- 薛存誠、字は資明。河中寶鼎の人。劉辟討伐時の駅伝業務の宦官管理に反対し廃止させた。瓊林庫の不正な籍名や神策軍の誣告に対しても正論を貫き、御史中丞に抜擢された。僧侶鑒虚の贓罪を厳しく追及し、権近の助命嘆願にも屈しなかった。信州刺史李位の謀反誣告事件でも公正な処理を求めた。急逝し、刑部侍郎を贈られた。
存誠子 廷老
- 薛廷老、字は商叟。敬宗の政の乱れを諫め、鄭注に付いた鄭権の贓罪を弾劾した。文宗の代、翰林学士となったが酒に耽り罷免された。開成3年(838年)給事中となり公正な人柄で知られた。子の保遜、孫の昭緯も官途に就いた。