新唐書卷一百六十二 列傳第八十七 呂元膺
呂元膺
- 呂元膺、字は景夫。鄆州東平の人。斉映に将来を嘱望された。安邑尉から蘄州刺史となり、囚人の帰省を許して信義で治めた逸話が残る。給事中として同州刺史の職を惜しまれ、御史中丞・鄂嶽観察使を歴任、部下を試すため夜の巡視で自らを検分させ、正しく答えた守衛を昇進させた。
- 江西裴堪の刺史弾劾を巡り「観察使の弾劾を無検証で処断すべきでない」と主張。東都留守として賊の間諜活動を鎮圧し、山棚(山地の狩猟民)を軍に組織する策も実現させた。河中節度使、吏部侍郎を歴任し正色を保ち続けた。72歳で没し、吏部尚書を贈られた。