新唐書卷一百六十 列傳第八十五 崔元略

崔元略

  • 崔元略、博州の人。京兆尹として貸付金の不正が発覚したが宦官崔潭峻との縁で軽い処分に留まった。東渭橋工事での不正も指摘されたが、太和3年(829年)戸部尚書判度支となり、東都留守・義成節度使を歴任して没した。

元略子 鉉

  • 崔鉉、字は台碩。李石の下で頭角を現し、武宗に蹴踘・角抵を諫めて評価され、会昌3年(843年)中書侍郎同中書門下平章事となった。鄭魯・楊紹復・段瑰・薛蒙を重用し「炙手可熱」と評された。淮南節度使として宣州軍の反乱を鎮め、龐勛の乱でも兵を集めて防いだ。

鉉子 沆

  • 崔沆、字は内融。乾符5年(878年)戸部侍郎同中書門下平章事。黄巢の乱で長安陥落時、匿われていた張直方の邸で殺害された。

元略弟 元受・元式・元儒

  • 崔元受は高陵尉から嶺表で没した。崔元式は湖南観察使から宣宗初年に門下侍郎同中書門下平章事に至り、司空・諡莊を贈られた。

崔龜從(附記)

  • 崔龜從、字は玄告。賢良方正・抜萃の三科に及第した礼制の専門家で、大中4年(850年)中書侍郎同中書門下平章事となった。