新唐書卷一百十二 列傳第三十七 蘇安恒
則天武后への譲位勧告
- 冀州武邑の人。武后晩年、太子が実権を持たない状況を憂い、二度にわたり上疏。第一の上疏では虞舜・周公の故事を引いて太子への譲位を勧め、諸王・皇孫の封建を提言した。第二の上疏では「天下は李氏の天下」であることを強調し、譲位を促した。武后は感じ入りながらも従わなかった。
- 魏元忠が張易之兄弟に構陥された際、「元忠の廉直と易之の無能を対比し、元忠を復権させよ」と弁護する上疏を行い、易之の刺客に狙われるも桓彦範らに救われた。神龍初、習芸館内教となるが、節愍太子の乱に連座を疑われ獄死。睿宗が冤罪を認め諫議大夫を追贈した。