新唐書卷一百十一 列傳第三十六 張仁愿

三受降城の築城

  • 華州下邽の人。武后時、武承嗣立太子論への同調を拒み正論を貫いた。監察御史孫承景の虚偽戦功を見破り弾劾した逸話が伝わる。
  • 朔方軍総管として突厥に備え、河北に三受降城を築城し突厥の南侵路を絶つ策を建言。唐休璟の反対(「築城は虜の腹中に築くようなもの」)を押し切り、六旬で三城を完成させ、以後突厥は山を越えて牧馬できなくなった。守備施設を敢えて簡素にし「攻めを尊び守りを賎しむ」との用兵観を示した。
  • 左衛大将軍・同中書門下三品・韓国公。号令厳正で受降城に祠が建てられるほど部下の信望を得た。開元二(714年)年没し太子少保を贈られた。