新唐書卷九十 列傳第十五 許紹
夷陵から荊州平定への功臣
- 許紹、字は嗣宗、安州安陸の人。高祖と同学の旧友。隋末に夷陵一帯を守り、蕭銑討伐で董景珍の降伏を受け入れ、楊道生・陳普環らを撃破。譙国公に進んだが、荊州討伐の軍中で病没した。
子 圉師
- 子の許圉師は器量と学識に優れ、給事中・黄門侍郎同中書門下三品を経て左相。子の狩猟事件の隠蔽が発覚し免官されたが、後に虔州・相州刺史として寛政で知られた。
圉師子 欽寂
- 圉師の子許欽寂は契丹討伐で捕虜となり、安東都護裴玄珪に降伏勧告を拒む言葉を叫んで殺された。蘄州刺史・忠を追贈された。
欽寂弟 欽明
- 弟の許欽明は涼州都督として突厥默啜の急襲を受け捕らえられ、脱出の機を窺ったが果たせず殺された。兄弟ともに国事に殉じ、忠節をもって世に知られた。