資治通鑑漢紀三十八 肅宗孝章皇帝上 建初 六年 81年
春二月・夏六月 王侯と大臣の薨去
- 春二月辛卯、琅邪孝王京が薨じた。
- 夏六月丙辰、太尉鮑昱が薨じた。
- 辛未晦、日食があった。
- 秋七月癸巳、大司農鄧彪を太尉に任じた。
廉范の善政
- 武都太守の廉范は蜀郡太守に移った。
- 成都は人口と物資が豊かで、市街も密集していたため、旧来は夜間作業を禁じて火災を防いでいたが、人々はかえって隠れて作業し、火事が絶えなかった。
- 廉范はこの旧制を廃し、水の備蓄だけ厳命して夜業を許したため、民は便利になったと喜んだ。
- その徳政をたたえる歌まで生まれた。
諸王の入朝準備
- 皇帝は沛王らの入朝にあわせ、謁者に貂裘や太官の食物・珍果を賜らせ、さらに大鴻臚の竇固に節を持たせて郊外まで迎えに行かせた。
- 皇帝みずから邸第を巡って帷帳・寝具・金帛・器物をすべて整えさせ、手厚く備えた。