資治通鑑漢紀八 孝景皇帝下 七年 前150年
冬十一月 劉栄の廃太子
- 冬十一月、皇太子劉栄を廃して臨江王に落とした。
- 太子太傅の竇嬰は強く諫めたが容れられず、病を理由に退いた。
- 栗姬は怨み憤って死んだ。
- 晦日に日食があった。
二月 丞相の交代
- 丞相の陶青が免職された。
- 乙巳、太尉の周亜夫が丞相となり、太尉官は廃止された。
夏四月 王皇后と新太子
- 王氏を皇后に立てた。
- 膠東王劉徹を皇太子に立てた。
人事と郅都の登用
- この年、太僕の劉舎を御史大夫に任じた。
- 済南太守の郅都を中尉にした。郅都は以前中郎将で、率直な諫臣として知られていた。
- ある時、上林苑で賈姫が厠に入っているところへ野猪が飛び込んだ。景帝が郅都に救助を促しても郅都は動かず、皇帝自身が武器を取ろうとすると、「妃一人の代わりはいても、陛下の代わりはいない」と身を伏して止めたため、景帝は思いとどまった。太后はこれを聞き、黄金百斤を賜った。
- 郅都は勇敢で廉潔、私的な請託や贈り物を受けず、貴戚や列侯、宗室をはばからず法で裁いたため、「蒼鷹」とあだ名された。