資治通鑑秦紀 始皇帝 三十二年 前215年
碣石巡行
- 始皇帝は碣石へ赴き、燕人盧生に仙人羨門を探させた。碣石は右北平または遼西の海岸にあり、海中へ延びる岩列と柱状の巨石があったという。
- 碣石門に碑文を刻み、旧諸侯国の城郭を破壊し、堤防を切り開いて交通を通じさせた。
「秦を滅ぼす者は胡」
- 北辺を巡って上郡から帰った。海から戻った盧生は、予言書に「秦を滅ぼす者は胡」とあると奏上した。これは胡亥を指す予言だったとされるが、始皇帝は北方の胡人、すなわち匈奴を意味すると誤解した。
- 始皇帝は蒙恬に三十万の兵を与え、匈奴討伐へ向かわせた。