資治通鑑秦紀一 始皇帝上 二年 前245年

麃公の戦果

  • 麃公が巻を攻め、三万の首級を挙げた。

趙の政権交代と廉頗の離反

  • 趙は廉頗を仮の相国として魏を攻め、繁陽を奪った。
  • 趙孝成王が死に、悼襄王が立つと、武襄君楽乗が廉頗に代わって将兵を統べることとなった。
  • 廉頗は怒って楽乗を攻撃し、楽乗は逃亡した。廉頗もまた趙を離れて魏へ奔った。

廉頗、再起かなわず

  • 魏は廉頗を十分に信用せず、趙はしばしば秦に苦しめられたため、趙王は廉頗の再起用を望んだ。廉頗もまた趙への復帰を願っていた。
  • しかし趙王が送った使者は、廉頗の仇である郭開に買収され、廉頗が健在であることを示すため大食し甲冑を着けて馬に乗ったにもかかわらず、「老いて食は進むが、座している間に三度も失禁した」と虚報した。
  • 趙王はこれを信じて召還せず、のちに楚が廉頗を迎えて将としたが戦功はなく、廉頗は「趙の兵を用いたい」と言い残し、寿春で客死した。