資治通鑑周紀三 赧王 三年 前313年

春、丹陽の戦い

  • 春、秦軍と楚軍は丹陽で戦い、楚軍は大敗した。
  • 秦は楚の甲士八万を斬り、屈匄と列侯・執珪七十余人を捕らえた。
  • そのまま漢中郡を奪い取った。

楚、藍田で再敗

  • 楚王は国内の兵を総動員して秦に報復し、藍田まで攻め入った。
  • しかしここでも楚軍は大敗した。
  • 韓と魏は楚の窮状に乗じ、南から楚を攻めて鄧まで進出した。
  • 楚はこれを聞いて兵を引き、秦に二城を割譲して講和を求めた。

燕昭王の再建

  • 燕では太子平が迎え立てられ、昭王となった。
  • 昭王は国が破れた後の君主として、死者を弔い孤児を慰め、民と苦楽を共にした。
  • また、自ら身を低くし、厚い贈り物をもって賢者を招こうとし、郭隗に相談した。

郭隗の「千里馬」説

  • 郭隗は、かつて君主が宦官に千金で千里馬を求めさせたところ、死馬の骨を五百金で買ったため、生きた名馬が次々集まったという話をした。
  • いま王が本気で士を招くなら、まず自分のような者から礼遇すべきで、そうすれば自分以上の賢士も遠路をいとわず来るだろうと説いた。
  • 昭王は郭隗のために宮室を築いて師として遇した。
  • これを見て各地の士が燕に集まり、魏から楽毅、趙から劇辛が来た。
  • 昭王は楽毅を亜卿に任じ、国政を担わせた。

韓の王位継承

  • 韓の宣惠王が死に、子の襄王倉が即位した。