資治通鑑周紀三 赧王 七年 前309年
秦魏会合と韓攻めの計画
- 秦と魏は応で会見した。
- 秦王は甘茂に魏と約して韓を攻めさせようとし、向寿を副使として付けた。
甘茂、宜陽攻略の難しさを説く
- 甘茂は向寿を帰らせ、魏は同意したと王に報告したうえで、実は攻撃を見合わせるべきだと進言した。
- 王が息壌でその理由を問うと、甘茂は、宜陽は大県というより一郡に匹敵する大拠点であり、秦から遠く険路を越えて攻めるのは難しいと述べた。
- さらに、自分の賢さは曾参ほどではなく、王の自分への信任も曾参の母ほどではないのだから、中傷者が三人もいれば、王も機を投げ出してしまうだろうと、曾参の母の故事を引いて警戒を示した。
- また、自分は異郷から来た臣であり、樗里子や公孫奭が韓寄りの議論をすれば、王はそちらを聞き、自分だけが公仲侈の怨みを受けることになると訴えた。
- 王は、自分はそのような讒言を聞かないと約して、甘茂と息壌で盟約した。
秋、秦軍が宜陽を攻撃
- 秋、甘茂と庶長封が兵を率いて宜陽を攻めた。