西漢演義第74回 太公を俎上に置き漢を脅して兵を退かせようとする (置太公挾漢退兵)

太公を人質にした脅迫

広武での大敗後、鍾離眜は太公を俎上に載せて漢王を脅す策を献じ、霸王はこれを実行する。漢王は動揺するが、張良・陳平の助言で気丈に振る舞い、「父は共通の父、羹を分けてくれ」と応じて霸王を怒らせる。

韓信の太乙陣

霸王が太公を殺そうとする一方、韓信は陣形(太乙陣)で霸王を包囲するが、周蘭が陣法を見破り霸王を救出する。

張良の内通工作

張良は降兵を使い、旧知の項伯に密書を送って太公救出を依頼する。項伯は密かに協力を約束し、太公の命を保証する返書を送る。

太公、危機一髪で救われる

霸王は再度太公を油鍋の前に据えて漢王を脅迫するが、漢王は動じない態度を貫く。項伯が「天下を治める者は家族を顧みないもの、太公を殺しても勝敗に影響せず悪名を残すだけ」と諫め、霸王は撤兵し太公の処刑を思いとどまる。

講和交渉の使者

漢王は太公の帰国のため楚との講和を図り、使者を募る。名乗り出た人物がいた。