西漢演義第59回 許負は魏豹を説き漢に背かせる (許負說魏豹反漢)
霸王の敗走と蒲将軍の救援
鍾離眜の反対を押し切って迎撃を試みるも楚軍はさらに漢軍に圧倒され、霸王は矢傷を負いながら東へ逃走する。范増の命を受けた蒲将軍が援軍として駆けつけ、追撃してきた漢将李畢・洛甲を討ち取り漢軍を退かせる。霸王は蒲将軍のおかげで窮地を脱し、彭城へ帰還する。
范増の反攻策と許負の暗躍
大敗した霸王に范増は「魏豹に漢への不満を利用して反漢に転じさせ、韓信が魏討伐に向かった隙に滎陽を突く」策を献じる。項伯の紹介で相士・許負が魏豹説得の任に当たる。
許負の偽りの人相占い
許負は項伯からの依頼に従い、魏豹の本当の人相(凶相)を隠し、逆に「大業成就」「妃の薄氏は将来母儀天下となる」と偽りの吉相を告げる。喜んだ魏豹は大夫周叔の諫言(漢につくべき、天命に頼らず現実を見よ)を退け、反漢・楚への復帰を決断し、平陽関を固める。
酈食其の説得失敗
漢王は魏豹反乱の報にも余裕を見せるが、酈食其が旧交を頼りに説得に赴くも、魏豹は「漢に恥をかかされた」ことを理由に翻意しない。
韓信出陣の決定
漢王は魏豹配下の将(柏直・馮敬・項它)の力量を見切り、韓信・灌嬰・曹参に十万の精兵を与えて魏討伐に向かわせる。