三國演義第二十五回 土山に屯し関公は三事を約し、白馬を救わんと曹操は重囲を解く (屯土山關公約三事 救白馬曹操解重圍)
関羽の投降
程昱の計略で関羽は下邳城を離れて誘き出され、土山に孤立させられる。下邳陥落の炎を見て動揺する関羽のもとに旧友張遼が現れ、「三つの罪」を説いて説得を試みる。関羽は「三つの約束」(漢帝にのみ降る、二嫂の生活を保障する、劉備の所在が分かれば直ちに去る)を条件に降伏を承諾。曹操はこれを全て呑む。
曹操の厚遇と関羽の節義
関羽は二嫂と再会し、曹操のもとで厚遇を受ける。宿では終夜戸口に立って礼を守り、褒賞の品はすべて二嫂に献上、旧主から賜った袍を新しい袍の下に着用するなど、義を貫く姿を見せる(詩:関羽の忠義と曹操の企みを対比する内容)。曹操は赤兎馬まで与えるが、関羽は「主君の行方が分かれば一日で会える」と喜び、曹操は落胆する。張遼の探りにも関羽は「劉備への恩を裏切らない、功を立ててから去る」と明言する。
白馬の戦い
袁紹軍の猛将顔良が白馬を攻め、曹操配下の宋憲・魏続を瞬時に討ち取り、徐晃も敗走させる。程昱の進言で関羽が呼ばれ、「顔良など案山子同然」と豪語し、単騎で敵陣に斬り込んで顔良を討ち取る(関羽は「これしきのこと、義弟張飛なら百万の軍中から大将の首を取るのは造作もない」と謙遜する)。敗報を聞いた袁紹は、赤面長髯の武将が関羽と知り、同陣にいた劉備を疑って斬ろうとする。
評語
なし