三國演義第十五回 太史慈は小覇王と激しく戦い、孫伯符は厳白虎と大戦する (太史慈酣鬥小霸王  孫伯符大戰嚴白虎)

張飛の自害未遂

劉備は張飛を止め、「兄弟は手足、妻子は衣服」と義兄弟の絆を説いて許す。

徐州をめぐる駆け引き

袁術は呂布に褒賞を約束して劉備挟撃を持ちかけるが、約束を反故にする。呂布は陳宮の進言(劉備を味方に取り込んで袁術・袁紹に対抗する)を容れ、劉備を小沛に戻す形で和解。劉備の家族は無事に保護されており、劉備は改めて呂布に感謝し、両者はひとまず和睦する。

孫策の独立

袁術の下で不遇をかこっていた孫策は、朱治・呂範の勧めで独立を決意。亡父の伝国の玉璽を担保に袁術から兵を借り、江東平定に乗り出す。道中、名士周瑜(字公瑾、孫策と義兄弟の交わりを結ぶ)と再会し、その紹介で張昭・張紘という優れた人材も獲得する。

劉繇との戦い

劉繇配下の太史慈(かつて北海で活躍した勇将)が孫策と一騎討ちの死闘を演じ(互角の激戦、槍を奪い合う白兵戦)、決着つかず終わる。周瑜の別動隊が劉繇の本拠曲阿を攻略したことで劉繇軍は総崩れとなり、孫策は各地を平定していく。この過程で孫策は敵将を睨みつけただけで落馬死させるなど超人的な武勇を見せ、「小覇王」と呼ばれるようになる。

太史慈の帰順

一時捕虜となった太史慈に対し、孫策は自ら縄を解いて厚遇し、旧劉繇軍の収拾を託す。「約束の刻限に必ず戻る」との太史慈の言葉通り、彼は期日通りに兵を率いて戻り、その信義に一同が感服する。

江東平定

孫策は仁政を敷いて民心を得ながら、厳白虎・王朗ら各地の勢力を次々と撃破していく。太史慈の弓の妙技、孫策自身の武勇、周瑜・程普らの活躍により会稽まで平定。孫権配下の周泰が山賊の襲撃から身を挺して孫権を守り重傷を負うが、名医華佗(虞翻の紹介)の治療で快復する。江南はほぼ平定され、孫策は勢力を大きく拡大する。

玉璽をめぐる対立

孫策は袁術に玉璽の返還を求めるが、密かに帝位を狙う袁術はこれを拒み、逆に長史楊大将らと謀って先に劉備を討つ策を練り始める。

評語

なし