遼史卷九十三 列傳第二十三 慈實努

慈實努

  • 慈実努、字は寧隠。太平初め、祗候郎君に補され、上はその勤慎を愛し扎薩克轄に陞し右監門衛上将軍を加えた。西辺に警あるや西北路招討都監を授けられ保大軍節度使を領した。政は恩威を済し諸部が悦附した。
  • 殿前副点検となり、烏爾古徳哷勒詳袞を歴任し、李諒祚を征する際統軍都監として西北路招討使達嚕噶と共に番部諸軍を率い北路より涼州に趨き諒祚の親属を獲た。夏人が険を扼して拒み、慈実努は流矢に中って卒した。年51。中書門下平章事を追贈された。