遼史卷七十八 列傳第八 蕭和斯

要職にありながら諫言を避けた人物

  • 蕭和斯、字は延寜。代々北院の吏を務めた家柄で、御史中丞に昇り羣牧部の籍を統括した。応厯初年、左客省使を経て御史大夫となる。諸王が事に連座して繋獄された際、才幹を認められて糾問にあたり評判を得、北院枢密使に改められ、宰相候補としても定められたが、和斯は「子孫の賢否も知れぬまま、客省使一つで十分」と辞退した。
  • 穆宗晩年の酗酒・濫刑の折、和斯は要職にありながら自らの保身に努め、匡救の言を発しなかったため、世論に軽んじられた。57歳で没した。