六韜武鋒
- 要旨: 太公望は精鋭部隊で敵の隙を突く用兵の要は、敵に生じる十四通りの変化を見極めて撃つことにあるとし、その具体的な機を漏らさず列挙する。
撃つべき機の見極め
- 武王が、武車・驍騎で駆け精鋭を選んで陣を突く用兵の要として、どのような時に撃つべきかを問う。
- 太公望は、撃とうとする者は敵の十四の変化を審らかに察すべきで、その変化が現れたら撃てば敵は必ず敗れると答える。
十四変
- 敵が新たに集結したばかりのとき。
- 人馬がまだ食事をしていないとき。
- 天候が順わないとき。
- 地形をまだ得ていないとき。
- 奔走しているとき。
- 警戒していないとき。
- 疲労しているとき。
- 将が士卒から離れているとき。
- 長路を渡っているとき。
- 水を渡っているとき。
- 暇のないとき。
- 険阻な狭路にあるとき。
- 行列が乱れているとき。
- 心が怖じているとき。
- これら十四の機を見極めて撃つべきだと結ぶ。