舊五代史卷十三 梁書第十三 王師範

青州の自立から降伏まで

  • 王師範は青州の人。父の王敬武は平盧の牙将から留後・節度使に累進した。龍紀年間、敬武の死後、幼くして三軍に推されて帥となった。
  • 棣州刺史張蟾の叛に対し、朝廷が派遣した崔安潛と結んだ張蟾を計略で討ち、これを平定した。
  • 天復元年(901年)冬、天子が李茂貞・韓全誨に脅かされて鳳翔に遷ったとの詔が届くと、師範は涙して勤王の兵を挙げ、楊行密と通じて劉鄩に兖州を、別将に斉州を襲わせた。しかし太祖の将朱友寧に敗れて友寧を討ち取ったものの、天復三年(903年)、楊師厚の攻撃を受けて降伏した。
  • 一族を挙げて汴に移され、太祖に厚遇されて河陽節度使を経て金吾上将軍となったが、開平初年(907年頃)、太祖の子友寧の妻が復讐を訴えたことから、洛陽で一族二百口とともに誅殺された。後唐同光三年(925年)、太尉を追贈された。