高士傳卷三 丘訢
出自と気概
- 丘訢は字を季春といい、扶風の人である。若くして大きな才があり、自らを並ぶ者なしと任じ、世を傲って俗人と群れなかった。
郡守との問答
- 郡守が初めて召し見えると、訢は「あなたは私を臣下にしたいのか、友にしたいのか、師にしたいのか。あなたが人を尊び寵する行いは功曹どまり、栄禄を与える行いは孝廉止まりだ。その両方とも私には用いない」と言った。郡守はこれを非凡と見て、屈服させようとはしなかった。
頌
- 後世、丘訢を「俗を傲り並ぶ者なしと誇り、国守の丁重な扱いにも鳳のように悠然と身を翻し、栄華や俸禄を塵のごとく退け、清らかな言葉を朗々と説いた。扶風の地にあってなお卑しめられることなく、誰がその高い節義に肩を並べられよう」と頌える詩がある。