高士傳卷二 公儀潛
子思を通じての招聘を断る
- 公儀潛は魯の人で、子思と友であった。魯の穆公は子思を介して意を伝え、宰相に迎えようとした。
- 子思は「公儀先生が来ないのはこのためです。もし君が飢渇のように賢者を求め、その計をお用いになるなら、たとえ粗食と水であっても私は喜んでお仕えします。しかし高官厚禄を釣り餌のようにして人を用いる心が無いなら、公儀先生ほどの知恵があれば見抜きます。そうでなければ、彼は君の庭にすら入りません。また私も不才ゆえ、君のために釣り竿を操って節を守る士を傷つけるような真似はできません」と告げた。
- 潛は生涯屈することはなかった。