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高士傳卷一 顏回
出自
顏回は字を子淵といい、魯の人、孔子の弟子。
貧しさを楽しむ
貧しさの中で道を楽しみ、陋巷に退いて肘を曲げて眠るような暮らしをしていた。
孔子が「回よ、家が貧しく身分も低い、なぜ仕官しないのか」と問うと、顏回は「仕官は望みません。城外に五十畝の田があり粥をまかなうに足り、城内に十畝の畑があり糸や麻をまかなうに足ります。琴を弾じて自ら楽しみ、夫子から学んだことを習って自ら喜ぶ、これで十分です」と答えた。
孔子は表情を改めて「善いことだ、回の心構えは」と評した。
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