紀效新書操分合說
- 要旨: 南方の水田地帯特有の狭い畦道での用兵法として、大軍を分割・結合させて機動する方法を説く。
地形の制約
- 南方の水田地帯は畦道が狭く(広くて五尺、狭ければ一尺)、大軍が一列に密集して進めば、一度崩れれば将棋倒しになると指摘する。
- 崩れた兵が水田の泥に足を取られ、被害が大きくなる例を挙げる。
分合の方法
- 道の数に応じて部隊をいくつかに分け、幟や号令で意思疎通を保ちながら、疎にして途切れず密にして雑然としない隊形を保つ。
- 敵に対しては正面の隊は牌を立てて動かず正面から応戦し、身軽な兵は水田側に展開して分合・伸縮を自在に行う。
- 個々の動きは各隊の隊長の裁量に任せつつ、全体の進退は中軍の号令に従うという二段構えの指揮系統を説く。