華陽國志卷十二 附江原常氏士女志(明・張佳允輯)
常氏の系譜と人物
- 侍中長水校尉常洽、侍御史常翊、南広太守常竺、閬中令常偉(字公然、竺の子)、広都令常良、郫令常朂、河内令常忌、湘東太守常騫(字季慎、偉の子)、戸曹掾常敞、中郎常美、都護常俊、都護常深、武平太守常寛(字泰恭、騫の従弟)、治中従事常長生(字彭祖、寛の子)、散騎常侍常璩(字道将、寛の族孫、本書の著者)。士十六人。
- 女三人:便敬賔婦常元常、殷氏婦常靡常、趙侯夫人常紀常。
張佳允の跋
- 江原の常氏は代々明徳を有した大姓である。常璩(道将)が自らの著作に一族の半分しか記さなかったのは、私親を憚ったためであろう。岷山の霊気がこの家に器を宿し、士女あわせて十九人を数える。常璩の学が家学の源流を承け、辞に経あることは、龍門(司馬遷)の世業にも比すべき良史の才と評されるが、行実の詳略は必ずしも一様ではない。それでもその英名と遺烈は竹帛に垂れ、後世に友とするに足るものであると結ぶ。