西夏書事卷三十八 宋光宗(金明昌二年) 紹熙二年(夏乾祐二十二年) 1191年

対金侵攻と外交

  • 春正月、金へ正旦を賀う使者を送った。夏は金の辺境を侵しながらも遣使は続けたが、太皇太后の喪により朝見はできなかった。
  • 二月、金の使者が来て太皇太后の喪を報じ、仁孝は使者を遣わして弔慰した。
  • 夏五月、金の鄜州・坊州を攻めて破り、保安州を掠めた。金主が声色に耽り政務を怠っていた隙を衝いたものである。
  • 秋九月、金の天寿節を賀う使者を送った。太皇太后の喪により朝賀は受けられなかった。同月、金の使者が来て誕生日を賀した。
  • 冬十月、金の鎮戎軍を侵し、その将阿魯帯を殺した。夏人が境で金の巡邏兵を捕らえたことに端を発し、金将阿魯帯の追撃に対し夏の伏兵がこれを襲い殺して弓甲・牲畜を奪った。