西夏書事卷三十六 宋高宗(金正隆五年) 紹興三十年(仁孝天盛十二年) 1160年
楚王進爵と学校廃止論
- 春正月、金の正旦および生辰を賀う使者を送った。金主は宋討伐を謀り、夏使の謁見に際し戦守の備えを命じた。
- 三月、任得敬が楚王に進爵した。出入りの儀仗は国主とほとんど並ぶほどとなり、御史中丞熱辣公済が上疏して弾劾したが、取り上げられなかった。
- 冬十月、任得敬が学校の廃止を請うた。得敬は朝士を軽んじ、仁孝の儒学尊重を深く嫌い、「国を経営するには節倹が要であり、貧しい辺境の国で多くの士を養い禄を費やす余裕はない」と上言したが、仁孝は取り合わなかった。