西夏書事卷三十六 宋高宗(金正隆四年) 紹興二十九年(仁孝天盛十一年) 1159年

分地をめぐる金との軋轢

  • 春正月、金の正旦および生辰を賀う使者を送った。夏使は宋諸国使とともに宴し、高麗使の知枢密院金淳夫が夏使と礼をめぐって議論し、夏使が屈したという。
  • 三月、金人が分地を侵した。金が兵部尚書蕭恭に境界を画定させたところ夏の分地を大きく削ったが、争っても取り戻せなかった。宋に帰った官の李宗閏はこれを知り、高宗に「夏は金の背盟を恨んでおり、弁士を送って説けば夏は宋のために出兵するだろう」と上書したが、応答はなかった。
  • 秋九月、金の使者が生誕日を賀いに来た。使者は昭毅大将軍・宿直将軍の加古撻懶であった。