西夏書事卷三十四 宋高宗(金天會十四年) 紹興六年(乾順大德二年) 1136年

州郡奪還と対金外交

  • 春正月、金の正旦および万寿節を賀う使者を送った。万寿節は熙宗の誕生日である。
  • 夏六月、金人が皇帝の御名を報せてきた。偽斉の劉豫が金主の御名の音切・同音字の禁を求めて上表し、金主は礼官の議に従って夏・高麗にも通知した。
  • 秋七月、楽州を取り、さらに西寧州を取り戻した。夏の乳酪河がこの二州に近いことから兵を送って楽州を襲い取り、西寧を攻めると保塞・綏辺の諸砦は潰え守将は城を棄てて逃げた。
  • 冬十月、兵を金の境界を越えて送り、塔坦で逃げた馬を取り戻した。乾順は河清を経て渡河し、天徳軍界を越えて塔坦で馬を取り戻したが、往復とも金に道を借りず、金もこれを問わなかった。