西夏書事卷三十四 宋高宗(金天會十三年、熙宗) 紹興五年(乾順大德元年) 1135年
乾順晩年の内政
- 春正月、金の使者が太宗の訃報と熙宗の即位を告げてきた。乾順は使者を送り弔慰と祝賀を行った。
- 夏五月、孝子程俊の母邵氏を帰した。会州の人程俊は幼くして父母が夏に囚われ、成長して家財を投じて贖おうとし、母の邵氏が返還されて孝養を尽くしたことが郷里で称えられた。
- 秋九月、濮王仁忠を中書令とした。仁忠は法を厳格に執行し私情を挟ませなかった。晋王察哥が邸宅を広げ苛斂誅求を働くと、仁忠は上奏して弾劾しこれを止めさせ、朝野が粛然とした。乾順はその気骨を賞し左枢密から中書令に進めたが、察哥はこれを妬み陥れようとして果たせなかった。