西夏書事卷九 宋眞宗(契丹統和二十八年) 大中祥符三年 1010年

延州侵攻と契丹による夏国王冊封

  • 春三月、徳明の生母野利氏が没した。徳明は哀を告げず、朝廷もこれを問わなかった。
  • 夏六月、河州の諸羌を攻め破り、大理河に蒼耳平柵を築いた。
  • 延州を侵した。鄜延都鈐轄張崇貴の警戒にもかかわらず三千の兵で侵入したが、伏兵に大敗した。
  • 秋七月、蕃族の万子太保が天都山で西蕃の貢使を掠奪した。
  • 九月、契丹が徳明を夏国王に封じ、𨫼子山に宮闕を建てた。徳明はこれを機に僭越の度を増し、二十余里に及ぶ壮麗な宮室を築いた。
  • 冬十二月、明愛による綏州境侵耕の疑いについて自ら弁明した。