十六国春秋北涼錄四 道進

曇無讖からの授戒

  • 道進(法進、法迎とも)は張掖の人で、蒙遜に重んじられた。曇無讖に菩薩戒を求めた際、当初は怒られたが三年の精進の末に夢で釈迦から戒を授かる感応を得て、讖にも認められた。

自らの身を捧げた救済

  • 安周の代の大飢饉に際し、道進は貧民救済を求め続けたが国の資が尽きると、自ら身を清め、飢えた人々の前で自らの肉を割いて食べさせた。両腕の肉が尽きても「私の皮肉で数日は生き延びよ」と告げ、駆けつけた王の使いに輿で運ばれた翌日に息絶えた。