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十六国春秋
南燕錄三 王鸞
巨躯の逸材
王鸞(一に尹鸞とも)、済南の人。身長九尺、腰回りは十囲、甲を貫き馬にまたがる際も鞍に頼らず鐙だけで飛び乗った。徳は一目見てその偉丈夫ぶりに驚き食事を与えたところ、一斛余りも平らげた。徳は「これほど食べるのは耕作だけで賄えるものではない、しかも才貌は非凡、貴人にふさわしい器だ、まず県令として試してみるべきだ」と述べ、逢陵長に任じた。鸞は赴任すると政治を整え明らかにし民の称賛を大いに集め、東莱太守に召された。
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