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十六国春秋
前燕錄十 悉羅騰
生涯
悉羅騰、字は叔龍、范陽涿鹿の人。囲碁を極め当代並ぶ者がなかったが、まもなく北平の樂抄という若い俊才が現れ名声を競うようになった。騰は暐に仕えて尚書郎となり、桓温の来攻に際し呉王垂の参軍として従軍、桓温との戦いで叛人の段思を生け捕り李述を撃ち斬るなど武勇は三軍に冠絶した。暐が秦に滅ぼされると長安へ移され三署郎を拝命した。秦の末年、暐と密かに堅の暗殺を謀ったが、堅が騰を召して尋問すると洗いざらい白状し、そのまま処刑された。
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