十六国春秋前燕錄九 張怖

生涯

  • 張怖、字は文祖、清河武城の人。燕の豫州刺史となった。怖は幼くして父を失い貧しく、母と共に舅の家に身を寄せて牛飼いをさせられたが、幼くして学を好み母への孝行で知られ、日々牛飼いの合間に薪二束・野菜二株を採り、一つを母に供し一つを人に頼み込んで学問の代価とし、昼は木の葉に文字を書いて学び、夜はそれを読んで復習したという。