十国春秋卷八十五 呉越九 列傳 呉敬忠

劉漢宏討伐の先陣

  • 呉敬忠、於潜の人である。武肅王に従って八都の兵をもって劉漢宏を討ち、功があった。王が兵を出して淮南を助け田頵を討った際、敬忠は先登して陣を陥し、ついに勝報を奏上して帰還した。梁の太祖が王を呉越両国王に封じると、敬忠もまた積み重ねた功により正国功臣・浙西営田副使を授けられ、太師まで累加された。兄の順は功により鎮海軍保城都指揮使・検校司空に抜擢された。弟の訢は太傅の官に就いた。子は八人あり、いずれも本国に仕えて貴顕であった。