十国春秋卷七十六 楚十 列傳 報慈長老

入定して吉凶を観る

  • 報慈長老は、その姓名を失って伝わらない。もとより道行があり、入定して人の吉凶を観ることができた。文昭王が問うて言った。「私は富貴において思い残すことはないが、分からないのは寿命だけである。」長老は答えて言った。「大王はご心配には及びません、仏と年を同じくされるでしょう。」王が薨じた時、ちょうど四十九歳であった。