十国春秋卷七十六 楚十 列傳 僧居遁

洞山に悟りを開き潭州に住す

  • 僧居遁、字は証空、撫州の人である。若くして翠微に参じ、また臨済に問い、さらに洞山に赴いて良价禅師に正しを求めた。ある日、祖師西来の意を叩くと、良价は「洞水が逆流するのを待って、そなたに告げよう」と言った。居遁はここに至って大いに悟った。
  • しばらく留まり、武穆王(馬殷)に招かれて潭州の龍牙山に住し、大いに宗風を闡(ひら)いた。示寂した時、方丈の前に大星が隕(お)ちた。