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十国春秋卷六十五 南漢八 列傳 鍾有章
鍾有章
鍾有章は尚書左丞、鍾允章の弟である。若くして文学の才があり、允章と名を斉しくした。官を重ねて翰林学士、中書舎人となった。
後主が即位した当初、天華宮を羅浮山に建て、また雲華閣及び甘露・羽蓋などの亭を立て、有章に命じてこれらの記を作らせたが、その辞采(文章の彩り)は弘贍(豊かで広い)で、雅(まさ)に作者と称するに足るものであった。
それから数月して允章に先立って卒した。まもなく允章の禍が起こった。
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