十国春秋卷六十一 南漢四 列傳 髙王𢎞邈

髙王𢎞邈

  • 𢎞邈は高祖の第十二子である。もと髙王に封ぜられ、中宗の時、雄武節度使に出て邕州に鎮した。𢎞邈は齊・鎮二王が相継いで死んだことをもって固く辞して宿衛を求めたが、許されなかった。𢎞邈はもとより柔懦で長所も短所もなく、鎮に至ると政を僚佐に委ね、日々酒を飲み鬼神に祷ることを常としていた。何某かの人が𢎞邈が謀反を企てていると上書して誣告し、中宗は甘泉宮使の林延遇を遣わして酖を賜って殺した。乾和十二年四月のことである。