十国春秋卷五十五 後蜀八 列傳 上官進
梓州城を夜襲す
- 上官進は梓州の人であり、もとの後主の軍校である。国が滅びると、亡命者三千人を呼び集め、村民を襲い、夜に梓州城を攻めた。このとき宋の臣である馮瓚が州の事務を知っていたが、人々に言った、「進は夜に乗じて突然やって来たが、これは烏合の衆であり、棒切れで打ち合うだけの者たちである。落ち着いてこれを鎮め、夜明けを待てば自然に潰えるだろう」と。瓚は城楼に座し、ひそかに命じて更(時刻を告げる太鼓)を急がせ、夜半にならないうちに急いで五更の太鼓を打たせたところ、進の部下の兵は驚いて逃げ散り、そのまま瓚に捕らえられた。