十国春秋卷五十一 後蜀四 列傳 朱偓

朱偓

朱偓は(本貫を欠く)人である。長興の初め、高祖は張武に命じて峡路行営招収討伐使とし、偓は善戦をもって先鋒将となり兵を分けて黔・涪の二州に趣いた。偓が涪に至ると唐の武泰節度使楊漢賓は城を棄てて出走し、そのまま黔南を取った。豊都まで追い、還って涪州に克った。黔・涪の底定は偓の力によるところが多かった。