十国春秋卷四十二 列傳 劉檀
劉檀
- 劉檀はもとの名を審義といい、高祖に仕えて官を重ねて員外郎に至り、清廉有能の評判があったが、まもなく職を去った。ある夜、喪服を着た人が檀香樹の上へ導く夢を見、「あなたは早く登りなさい」と言われ、懐から緋色の衣を出して着るよう言われた。これにより今の名に改めた。まもなく蜀州刺史某が評事への補任を上奏し、杜充が副職として、殿中侍御史内供奉を兼ねる勅を受け、緋の官服を賜っていたが、折しも充が父の喪に服して赴任できなくなり、檀を自分の代わりに推挙した。この時、檀は閑居して困窮しており、官服も揃っていなかったが、充がすぐに緋の袍一襲を贈ってきたので、ついに夢と符合したという。