十国春秋卷四十二 列傳 李彦德

李彦德

  • 李彦德は初め岐王李茂貞に仕え、成州刺史となった。永平五年、王宗綰が成州を克ち取ると、彦徳は捕らえられて成都に送られ、大将に任じられた。彦徳はもとより猛々しく勇敢で、常に牛革の帽をかぶり、漆塗りの甲をまとい、黒馬にまたがり、斫刺刀(薙刀のような刃物)を執っていたので、軍中では「薄地鴉(地を這う烏)」と呼ばれた。ある説では、彦徳はもとの姓を呂といい、李の姓名はもと茂貞から賜ったものだという。