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十国春秋卷二十九 南唐十五 列傳 呉媛
節を守った母
呉媛は浚儀の人である。唐の史臣呉競の後裔である。父の志野は義として梁の民とならず、江南に来奔し、廬陵に僑居した。媛は段甲に嫁ぎ子を生んだが、まだ満一歳にならないうちに段は卒した。父母は媛が若く美しいことから改嫁させようと相談したが、媛は顔を切って自ら誓いを立て、舅姑に事えることは極めて敬謹を尽くし、自ら井戸の水汲みや臼つき、匜(水差し)・炊事を執り行い、生んだ子を教えて善士とした。韓熈載は江西に使いした際にこの事を記録し、朝廷に表した。
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