百戰奇略歸戰第七十六
- 要旨: 敵が理由なく撤退する場合は真に疲弊しているかを見極めるべきで、真に力尽きているなら追撃してよいが、単なる帰還の軍勢は妨げるべきでないと説く。
原則
- 撤退する敵を安易に阻んではならないが、疲弊が明らかなら追撃してよいとする。
史実に見る実践
- 後漢末、曹操が張繡を穰で包囲した際、劉表の援軍で挟撃されそうになり、曹操は夜のうちに地道を掘って偽装退却し伏兵を配した。
- 張繡が全軍で追撃してくると伏兵で挟撃して大破し、曹操は「敵が我が退路を阻もうとして死地に追い込まれたために我が方の勝利を確信した」と語ったとする。